Microchip社 PicKit2 Programmer コンパチ機を作成する

08/05/19


今までJDM RCD 等のライターを使ってPICの書込みを行ってきました。
秋 月で PIC 16F716 110円 を購入
書込みしようとしたら新製品チップのため書込みができません。
こりゃだめだ と言うわけで Microchip社 の書込機と同じものを作りまし た。

ICSP方式のプログラミング ツールです。
PICを基板等に実装したままの状態でも書込みが出来ます。


少々複雑ですが、回路図です。
定数や詳しいことは下のリンクで回路図をDOUNしてください。
PIC  は USB付の 18F2550 

 
PIC以外は特殊なものは何も使っていません。
原典は余分な回路が付いていますが、省略しました。
RA4の回路、RAM、RB5のSW も不要
ソ フトはMicrochip社のHPに公開されています。
回路図 やガイドも公開 
   日本語の物もありました。 



基板は作った方が居て購入しました。
USB接続で外部電源も要らず使いやすいです。
一部のPICはMPLAB の中から直接デバッグや書込みが出来 環境がよくなります。



詳 しい使用方法
ICSP方式 基盤に実装したままでの書込みですが、やはりそれなりに配慮した回路が必要なようです。
5V電源回路に大容量の電解コンデンサーを入れたところ電源の立上りが遅くなるようで最初の数バイトが書けませんでした。
上記の「VDD」のチェックは外部回路に電源を供給させることが出来ます。
しかも0.1Vピッチで電圧も変更できます。
MCLRでリッセットも!!
書込み時間が他のライターに比べて非常に早い。
ストレス無く書込みが出来ます。

08/09/20
ケースに入れました。CDのケースです。



当初複雑そうだったので基板購入しましたが、結構無駄な回路が付いており最低限の機能に絞ってcncでプリント基板切削すれば簡単に出来そうです。
メーカーで常にソフトバージョンupして最新チップの書き込みが出来ます。
PICKIT2自体の  18F2550 も自動でそのまま書き換えます。
電源不要で使い易い。

2009/06/28  PICKIT2 CLONE
自作大好き人にとっては基板から作りたいと言うことで JWW で設計してみました。
大きさ 50 * 40 です。

 

CNCで基板切削 表面は酸化防止のフラックスです。穴あけ 薄皮1枚残ってしまい表面から突付きました。
いつもZj軸の調整悩みます。良い方法を考えないと!部品は適当に手持ち部品で!!
USBコネクター小さすぎて扱いにくいです。0.8oピッチ


とりあえず動きました。 ジャンパー線が多すぎます。反省



もっと大きく作ったほうが良いと思いました。
回路を眺めていてオンボード書き込みは行わなければ、省略できる部品を見つけえました。
まず出力コネクター近くのPNPトランジスター3個ですが、外部から電源逆流防止のためですから不要です。
直列に入っている数十オームの抵抗も過電流防止で不要
ダイオードも電源逆流防止のためですから不要です。
すると下記の回路図になります。手持ち部品の無いMOSFETも一部TRに変更


まだ複雑で、外国サイトでもっと省略しているのを見つけました。
http://szilva.info/pickit2-1/index.en.html
http://www.tecmb.com/pickit2_clone.html#Pagina

物凄く簡単になりますが、動くかどうかわかりません
どなたか実験レポートをお願いします。

2009/07/27
省略できるものは全部省略して動きました。PICKIT2 Clone

回路図の右は書込み用のPICのソケットです。18P専用
RA0で12Vの電圧測定
RA1で5Vの電圧測定をPICで行っています。
RB4で5Vの電源ON/OFF
RC1でスイッチングで12Vの電圧作成
RB2で12V電源ON/OFF

下の写真は試作


5V電源とRC0にLEDを付けると動作がわかり易いです。

書込み時に電源電圧等をPICKIT2自身がチェックしてだめの場合はErr表示します。

超小型USBタイプ  その2

2009/07/30
USB接続 PIC 書込器 PIKKIT2クローン、自作、簡単、低価格 最終タイプを作りました。
soft は純正の物を使ってください。メーカーから公開されています。
当然MPLAB からも使用可能です。
JWCAD でパターン設計


基板31*48oの大きさです。ジャンパー線は3本 ソケットにはゼロプレッシャーではなく低プレッシャーソケットを使いました。
簡単に抜き差しできます。
正確さが必要な部品は20MHzクロック、電圧測定用の4.7K,2.7k 他の部品は適当に手持ち部品でOKです。
ソフトでハードをチェックしています。
配線ミス等があると、ERR メッセージが出ます。


基板裏側  緑LEDはUSB電源 赤LEDは 書込み対象PIC 接続中です。
L(コイル) は灰、赤、茶 と読んで 821 つまり 820 μH です。
L(コイル)による VPP発生回路 はクロックによって電圧が変わってきます。
5KHz 8.7V
10KHz 13V
50KHz 17V
100KHz 15V
300KHz 11V
でした。50KHzあたりが良いようですが、設計のときに考慮する必要があります。
この回路は発生電圧をPICのA/Dを使って測定し各PIC用のVPPを作っているようです。



動かないときの確認
ICを全部抜いた状態でUSBを繋ぎ
書き込み用ソケットの5Vは0V、VPPも0V 確認
2SAのトランジスターのベースをGに落とすと各々の回路に5V電圧が出るか?
発信回路のTRのBに50KHz位のクロックを入れてVPP電圧発生するか?
USBが認識しないとき
18F2550が動いていません。ICの電源、クロック、USB端子あたりをチェック
ここまでやれば動くと思いましが!!


今まで色々作ってきましたが、これが一番良いです。最高です。
USB接続、電源不要、新PICにすぐメーカー対応、小型、安価、簡単、ICSPにも対応 (基板回路に実装済のPICに対して書込みデバグ、実行が可能)
書き込み機のPIC 18F2550 自身もこのままの状態でVerUPが出来ます。
皆でこの書込み機を作りましょう!!!



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