2010/6/05   HOME


TR-9500(TRIO)UHF430MHzALLモードトランシーバー

取扱説明書  1981年ころの製造 30年前 海外のサイトに回路図、取説等有りました。英文 サービスマニュアル

表示がおかしい(ダイヤルを回しても変化しない)/7セグLED表示が一部発光しない。メーターランプ断

修理しました。レストア

こんな機械です。

上部 上の写真はレストア後です。メーターランプ交換、7セグLED交換(緑色->赤色に変更)

メモリー6CHは送信、受信別の周波数の設定ができます。88.5Hzのトーンは有りません。

下部 昔の機械は大型コイルが何段にも入っています。今の機械は超小型で性能はどうなんでしょうか?

下図は大型フィルターが見えます。基板は3段になっています。スピーカーのコネクターが芋ハンになっていました。

前面パネルの取り外し サービスはしにくそう

付いていた7セグLED5桁表示器です。部品がありません。パターン切れの可能性も有りスルーホールを半田で埋めたりしましたが、表示は復活しませんでした。発光部の不良のようです。もとはグリーンの表示ですが、小型の物は手持ちになく赤色のLEDで作ることにしました。

下記のとおり作りました。上の基板からコネクターと配線を取り外して使用しました。

取り付けは大きさ違いますので適当に詰物をしてごまかしました。

長さ40mmで5桁表示しないとダメですので1個幅8mm以下の小型でないと収まりません。

CPU基板です。当時のコントロールにはNECのD650Cが多用されました。42PのIC

EEPROMが無いためメモリーCH等設定の保管ができません。電源を切るとすべて忘れてしまいます。

そのためACアダプターを使って常時電圧を掛けてデーターを保持していました。

モービル機では電源を切っても微電流が流れていました。

今ではPIC等で高性能のものが簡単に出来てしまいます。

趣味で1回はPICでコントロールを改造(開発)してみたい

ところで表示がおかしいのはいじっている内に直ってしまいました。よくわかりません!!!

SSBで感度を測ってみました。

家の測定器何処まで信用できるかわかりませんが目盛りのある最低 -30db まで絞っても信号確認できます。

さすがSSBという感じです。ところが私のいるところド田舎でQSOする相手がいません!

盆地の中で周りは360°山の中です。

WSJTで運用してみたい


別の2台目の機械です。

左上の大きな電解コンデンサーが膨らんでいます。16V470μF交換

中央の電解コンデンサーの下部から何か茶色の物が飛び出ています。10V47μF交換

その横の大きなコンデンサーも膨らんでいます。16V470μF交換 基板にも噴きでたものが着いています。

出力が出ません。後部のパワーユニットです。M57716を使用

ビス8本を外して、取り外しました。ローパスフィルター部にシールド板が有ります。最近の機械には無いのですが!!

ここの電解コンデンサーも破裂しています。

16V1000μF 交換 表面のフィルムが裂けている物は中不良です。ゴムが飛び出ています。

他はOKになりましたが、交換しても出力出ません。

出力部分の回路図です。電圧も正常、おかしな部分も見つかりません。保護回路付てSWR反射波が増えると電圧カットしています、なぜ壊れたのか?

パワーモジュウルを開けてみました。外観見たところ破損部品はありません。パターンでコイルを形成しています。

写真上は右が入力、左が出力 3TR フェライトビーズとコイルはベースバイアス回路

反対側から IC内部に結構ICメーカーで調整したあとが見えます。開発するには何回くらい試作を繰り返すのでしょうか?

前段の基板からは出力出ています。SSGを使って12dbの信号を入れてみましたが、出力出ません。PWトランジスターの不良です。ICは高価なため交換修理は諦めます。(30年前の製品でオークションで中古を購入したほうが安い)部品取りです。ICに使われている白色の基板は熱伝導率が素晴らしく良く、小さなハンダゴテでは半田が溶けません。