2013/12/4   HOME


TM421(ケンウッド)UHF430MHzFMトランシーバー

こんな機械(アマチュア無線機)です。1987年発売   000円でした。23年経っています。2200

https://www.google.co.jp/search?q=TM421&espv=210&es_sm=122&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=JnSeUs3QOMWjkgXHw4DwBw&ved=0CDIQsAQ&biw=1202&bih=880

144MHzはTM221です。

ランプが片方切れています。

筐体を開けたことがなっかったらしく全てのねじが固くて苦労しました。マイクコネクターのロックは赤色のロックペイントが掛けてあり何をしても回らず!!

友人に専門工具を持っている方がいて回していただきました。

フロントパネルは両面テープでしっかり固定されています。力を入れて外しました。

ハイパワー機は放熱板が巨大ですが、運用していると筐体全体が熱くなります。

ランプは白色LED2個に交換しました。こんな感じになります。

フロントパネルを外してLCDを持ち上げます。 ICに両面テープで止まっていました。

この基盤の裏に電池2032がありますが、完全に0V終わっていました。ついでに交換。

匂いを嗅いでも電解コンデンサーは液漏れもなく優秀でです。

上蓋を開けてみました。後ろがPWモジュール

右上が受信トップ、右下が21MHz第一IF、赤いコア回りが455KHz第2IFです。コアの横のVRはスケルチの調整、サブ基盤の横のVRはSメーター調整、

裏ふたを開けました。

金属ケースがVCO。TP3の電圧を測りながら2個の調整用の穴で送信、受信VCOの調整電圧を調整します。

中央に基準発信Xtal 中央のトリマーで周波数を合わせます。500Hzほどずれていました。

受信回路です。右のコネクターから入って赤いコアがデスクリです。少々感度が低いのでTOP GaasFETを交換してみましたが変わりませんでした。

TP2の電圧がSSGから信号を入力して最も低くなるよう各トリマー、コアを調整します。

赤色コアはFM復調ですのでオーデオ出力をオシロで見ながら最大出力になるよう調整

マイクには電圧がかかっていません。純正マイクはなく当方は本体で電圧を掛けるよう統一しています。

写真中央のケーブルの上に黒いチップ抵抗10Kを追加しました。

外国のサイトに取扱説明書、サービスマニュアル、等がありますので参考になります。

http://96.9.26.247/schemi/      TM421_serv_IW1AXR.pdf 

最大 9A 電流が流れます。14V*9A=136W 効率が悪いです。残りは全部熱

中間周波数 21.6MHz 455KHz 受信感度 スケルチ感度 -21db  出力35W以上 15V掛けて50W位まで出ます。

レストア完成、こんな感じになりました。取説がNETに見当たりませんがメモリーの仕方

VFOモードで周波数等セット、その状態でM.INを押す、ダイヤルを回してメモリーチャンネルを指定、再度M.INで書込み、後繰り返し

マイクコネクター 1-MIC 2-PTT 3-DOWN  4-UP 5-5V 6-  7-G 8-G

調整

VR1    Sメーター感度調整 SSGより3dbを入力し1個点灯するように

VR2    マイクゲイン調整    10mVを入力    4.0KHzに

VR3    デビレーション(変調度)調整 25mVを入力 4.9KHzに

VR4    RFメーター調整

VR5    SWR異常時の保護調整

VR6    HI出力調整    35Wに調整

VR7    Lo出力調整    5Wに調整

VR8

VR9    スケルチ調整    SSGより−6dbを入力しスケルチVRが丁度良い位置でオープンするように

TP3    430MHz 受信時2.5V (内側のトリマー)   送信時2.5V(外側のトリマー)

基板中央のXtal横のトリマー    周波数調整

 

 

必要の無い処はいじらないようにしましょう。古い無線機は壊れます。


TM421 3台目 2110

ランプ1ケ切れています。右側白色LEDに交換 左右色が変わってしまいました。

音量VRガリガリ 復活剤を振りかけてグリグリ 改善しました。

メインダイヤル 接触不良 不安定です。 復活剤を振りかけてグリグリ 完全になりません。

一応動くので様子を見ることにしました。本来は、ばらして接点クリーニングです。

20年たって電池完全に無 CR2032 交換しました。

ダイソーで2個100円 電池には はんだできないのでテープで押さえました。

出力 hi 12W   Low 1W

スケルチオープン感度-24db  感度良好

周波数 433.639860 

変調度 良好 新品時の性能保持です。

マイク無かったので自作しました。


TM421 4台目 ハイパワー機 2210   2015/10/16

電源が入りません。 回路図で確認しました。 (メーカーさんサポート終了製品は回路図公開してください。お願いします。)

コネクター部の芋はん発見 メーカー出荷時からの不良です。

削って再はんだ  IC3と書いてある上の一番端の端子です。付いているように見えるのですが!

半田が完全にパターンに付いていません

前オーナーが不良の為あまり使用していなかったのかもしれません。きれいです。

電源が入るようになりましたが、PLLがアンロックで 受信も送信もできません。

TP3は0.3V位しかありません

トリマーを回すとピクピクと良い時もあります。トリマーの不良のようです。

トリマーの交換は大変です。シールドのVCOユニットを取り外さないといけません。普通はやりたくありません

端子が10本 シールドケースが4本です。はんだ吸取り機ではんだ除去 途中の写真です。

後高容量の半田ごてでケース4カ所を交互に温めて取り外しです。

電池完全に0V CR2032 交換しました。 電池には はんだできないのでテープで押さえました。

強引に取り外しました。 一部スルーホールが取れてしまいました。メーカー修理は如何しているのでしょうか?

取り外したVCO シールドケースに半田ずけされていました。送信と受信用のコイルはハウリング防止のため固められています。

このトリマーの2個は古くなると確実にダメになるメーカーのトリマーです。この形を満たら注意!!

VCO裏面

しっかりクリーニングしました。

元に取り付け シールドケースなし

少々大きいですが、手持ちのトリマーに交換しました。確実にPLLロックするようになりました。安定しています。

スケルチオープン受信感度 -24db 感度良好

出力が全くでません?電流も流れません。と言うことはPW部に信号が行っていないこと

このコネクターの不良でした。しっかり差し込んで出力OK

しばらく使用していたところ急にCPUの動作が変

電源ライン2カ所に電解コンデンサーを追加しました。やはり20年もたつと電解コンデンサーはダメになるようです。

中央のチップです。

トラブル続出でしたが、動作OKです。しばらく使ってみます。

マイク無いので自作

KENWOODのこの無線機の電解コンデンサー良品です。 4台ともに液漏れ等は全くありませんでした。

でも全品交換したほうが良いようです。

最近のPIC等は電池でバックアップしなくてもデーター書換保存できます。設計で電池の使用は廃止したほうが良いと思います。

回路図有るので修理できましたが、最近の無線機は手に入りません。修理不能!!



2016/9/13

5台目


ランプ切れLDE交換

液漏れ電解コンデンサー交換
断線コイル交換

受信感度がいまいちです。FET交換したところOK 写真左上の4端子部分です。

受信TOPのFET劣化にて交換 新品時の性能出ていると思います。

受信感度 スケルチオープン-22db 12dbNQ-16db
周波数調整433.00−432.999967
出力調整 1W/10W