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09/07/10

リターンロスブリッジ
 と 方向性結合器
(20dbカップラー) を作ってみました。
回路図はこれだけ
ノウハウがあるようで良くわかりません。

ジャンクのケースが大きかったので1つのケースに両方組んでしまいました。


中の状況です。試作1号機ですので動作確認です。
なるべく小さく作りました。
追試される方はNコネクターかBNCコネクターでもっと小さくまとめたほうが良さそうです。



ブリッジの50Ω抵抗は手持ちが無いので100オームチップ抵抗を2個並列に使っています。
パターンは一応インピーダンスを50オームにするべく3o弱の幅です。
バランストランスは8回も巻いてしまいました。

で測定してみました。


ブリッジの性能か?50Ωダミーの性能か?何を図っているのか解らなくなってしまいました。
Controls は入力端子の選択です。現在Ant 端子の入力を表示しています。
SenterFreq  は画面の中央の周波数です。500MHzを表示中
RefLevel は画面一番上のラインのレベルです。一番上が-40dbm  ですのでセンターの位置は-91.05dbmと測定されています。
Span  は画面の左から右までの幅です。結果としてDCから1000MHzを表示しています。
ノーマライズは-50dbで行ってあります。差が41dbですが、これはどうなんでしょうか?
使えるのか?だめなのか?評価の仕方、測定の仕方が良く理解していません。

測定は出力と入力を直結して機械の状態を表示します。
まず最初にAuxiliary  で Normalize で Save B を実行します。
これでこの画面の状態が保存されます。
次に測定物をセットして Normalize で A-B を選択します。
すると画面には測定物の状態のみが表示されます。
 
ダミーはずしてノーマライズ 、セットして差を表示
どうもこれが性能ですね!!
一番良い200-400MHz位のところで24db位取れています。
24dbはSWRで言うと1.13 性能悪いです。先輩諸氏は40db位は取れている様でSWR1.02まで測定可能
低域で性能悪くなっています。コアがいけないのか、研究してみます。
SWR 変換表

どうもおかしいのでコアを変更しました。
新しいコアに10ターン巻いてインタクダンス 308μH でした。
古いものは 6μH 低域が悪いわけです。
最終的に新しいコアに5回まいて使用しました。インタクダンス 1/4 になるので77μH



DCから1000MHz までです。600MHzより上では急激に値が悪くなり旧コアより悪くなっています。
ある製作レポート(40Mhz)ではオープン時12.7db、ターミネイト時33.2db同じようになりました。
まだあまり良くないです。TEST端子OPEN時の全反射の測定が(減衰)HFで10db、1000MHzで20dbです。

低域ではぐっと性能良くなりました。HF帯では26dbありますのでSWR1.1まで測定可能になりました。
諸先輩の 40db (SWR1.02)は遠いです。
50Ωのダミーロードの直流抵抗を測ってみました。49.7Ωです。これは何dbになるのでしょうか?50/49.7=1.006 50dbほとんど影響なし
これ以上あげるには構造から変えて作り直す。
かなりラフに作っている方でも40dbの性能が出ているので外にも原因がありそうです。
測定ケーブルには RG58AU を使っています。規格確認しましたが50Ωです。
Mコネクターですが、HFではそんなに変わらないと思います。

それともこれで良いのでしょうか?出力から入力短絡 して基準
ブリッジを回路に入れて測定したものです。500MHzで40db取れていますが!
測定方法を勉強しなくては!!






方向性結合器

早速作って測定してみました。20dbカップラーにコイル1個追加


500MHz位までは-20dbで出力されています。


反対に付けてみました。50MHz以下では50db位取れています。500MHzでは上と比べても10dbもありません。
低い周波数では十分使えそうです。
メーカー製の3Gまで使える物の構造はどうなっているのか?
私のレベル低いです。


2009/9/23

ダミーの測定をしてみました。
まずHPの50オームです。

ダミー自体のリターンロスを測ってみました。
まずリターンロスブリッジを入力と出力に繋いでスペアナをノーマライズ これで全反射の状況が 0db 画面の一番上のラインになります。
次に試料をリターンロスブリッジに接続して測定 A-B 差の表示で性能を測ります。
この結果を見ると1GHz以上までこのままで使えそうです。
20dbしか取れないのはリターンロスブリッジ自体の性能だと思います。(これのみ別のブリッジで測定)

もう一つのダミーです。
500MHz以上の性能は自作リターンロスブリッジの性能です。
もっと性能の良いリターンロスブリッジを作る必要があります。


上記のリターンロスです。433MHzでは15dbしかありません。

高周波に使うために購入したダミーですが、どうも性能が良くありません。
テスターでDC抵抗を測定しても52Ω位あります。
なにかもっと低い周波数用の製品かもしれません。


そこで自分で作ってみました。写真ピンボケですが、同軸の先に100Ωのチップ抵抗を2個両方向につけました。

測定してみました。これが一番良いです。HFで32db 433.64MHzで25db取れています。



09/10/19
リターンロスブリッジ
諸先輩は高レベルの物を作っていますが、私はだめです。
色々作ってみましたが、お恥ずかしい、発表できません。
普通に作るとHFで30db
VUHFで20db位しか出来ません。
40dbもの性能を出すには!!!如何したら良いのか。
全体の部品の性能UPが必要なようで


 DL-QRP-FORUM  外国語ですが、どんどん送って色々なページを見てください。
写真等が参考になります。 簡単に作っている様なのですが、難しい。





ダミーロードの構造


下限は10MHzとして10μHで600Ω位は必要になります。
メガネコアに同軸を通してもコアによりますが、中々足りません。



性能はだめ

2009/10/25
トロイダルコアを測定してみました。
写真のノートに書いてありますが、左から 3ターンコイルで 30μH、 2ターンで 33μH、......と続きます。
5番目の物は片側半分のまき線で測定 390μH
6番目はこんなに巻いてあるのに 23μHしかありません。
右から4番目は参考にトロイダルではないですが、これだけ巻いても  1.4μH
右側3個は3回巻いて測定しました。
コアによって物凄く(10倍以上)変わります。(透磁率)
更に周波数によってLの値も変わってきます。


コアの色と規格
           色    周波数(MHz)    μ
#2        赤    1〜30                10
#6        黄    10〜90                8
#10        黒    60〜150            6
#12        緑/白    100〜200    3
ジャンクのコアは色が塗ってない物が多い。
こんなに違うとトロイダルコアを使って作る時は全く同じコアを使わないと動作しないと思います。

ケーブルに被せるコアを測定しました。
巻き数は最後のコアのとおり全て 2回 です。
左上から 8, 4, 4, 3, 9, 9, 0.5, 11 , 6μH
左下から 3, 2, 3, 3, 3μHです。
1MHzで 数十Ω です。
6番目のコアを除けばほとんど違いはありません。
これを見るとコアが大きな割にインタクダンスはあまりありません。
もっとあると思っていたのですが!!!ノイズ防止には適量なのでしょうか?


テレビ用のメガネコアです。テレビの中から取り出しました。
大きな2個14*14*8mmは古いTV用です。最近は右の様に小さくなっています。7mm*13mm*4mm
左から2番目のように3回巻いて測定しました。
最近の小さなものはコアによって1μHから1.6μHです。
古い大きなコアは3.2μHから4.7μHでした。
左のように外側に巻くと約半分になります。
VUHFのFM/TV/BSで使用していますので50MHzから1000MHzまでは使えると思います。
1μHで100MHZで600Ω1GHzで6KΩ位ですから75Ωの回路に使える計算

全然関係ありませんが、年と共に老眼で細かい物が見えなくなってきました。
ジャンクのレンズで拡大鏡を作りました。
倍率は不明ですが物凄く大きく見えます。


2009/11/9
普通の抵抗で作ってみました。100Ω*6個

性能は変わり映えしません

もう1個挑戦

性能は変わらず
600MHz位の所にデップがあります。

色々作っても40dbなんて性能が出ません。??