home    2013/08/01


KURANISHI クラニシ GaAs FET LOW NOISE PREAMP Model KG-7 です。ゲインは20dB NF は不明

マストにUボルトで止めるようになっています。

使われている同軸リレーは asahi CX-1054 2個です。http://www.tohtsu.com/shouhin.holder/CX-1054A.html

プリアンプ部

81.12の表示がありますので81年12月製造 30年以上前の製品

キャリアコントロール

使用FETは何を使っているのでしょうか?回路図等不明

3400

つないで見ましたが、全く増幅しません。FETが壊れていると思われます。交換必要

半田をはずして空けてみました。

復元回路図です。キャリコン部分は省略

ソース 22Ω で 1.35V ですので60mAも電流流れています。流れすぎ!!

FET 交換しました。 スペアナで表示してみました。入力は-70dbですのでゲインは16.65dbです。帯域は20MHz位でしょうか?

結構ブロードです。 入力のSWRを計ってみましたがものすごく悪いです。NFは測定機所有せず!わかりません

とりあえず修理完了 SSGのほとんど聞こえない信号が浮かび上がって聞こえてきます。弱いノイズ交じりの信号のノイズがグッと減ります。

ゲインは別にして 3db位 の感度UPです。

ところで通過ロスはどの程度あるのでしょうか?実測してみました。

10% のパワーロスがあります。 同軸リレーの500MHzでの規格は一般に -0.2db位 です。2個通過しますので-0.4db コネクターやケーブルのロスもありますので10%ロスは規格のとうりです。-0.4db は 0.912011 

手持ちの高級同軸リレー CX600N 2個 の 損失も 計ってみました。やはり 通過 POWER10% のロスがあります。

やはり究極を狙うには2線式(プリアンプからリグまで同軸ケーブルを2本使ってリレーを減らす)でしょうか?

普通の構成だとプリアンプに2個、リグに1個の3個のリレーを通過することになり相当ロスります。

ところでジャンク屋から入手したケーブル NP−MP 当然に50Ωかと思っていましたがRG59U 75Ωのケーブルでした。

一部でもこんなケーブルを使うと何を計測しているのか意味がわからなくなってしまいます。リグに使ってもロスが非常に大きくなります。コネクターをはずして破棄しました。