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IC-706MK2G(ICOM HF/50/144/430MHz 100W FM/SSB/CW /AMトランシーバー)

2005年頃の製品 ¥144900  ICOMメーカーサイト  回路図等  サービスマニュアル 

 http://diplodocs.jp/jim/ICOM/IC-706MK2G-_E

 http://www.icomamerica.com/en/downloads/Default.aspx?Category=19

久しぶりに中古ですが、高価な機械を購入しました。私あまり運用はしないので宝の持ち腐れになりそうです。

特にHFはアンテナを用意しなければ電波が出せない!!

こんな大きさ(167W*58H*200D) 2.45KgでALL MODE ALL BAND です。技術進歩は素晴らしい。

ただコマンドの階層が深く、なれるまで何処に何があるかわからない。MENU/DISPLAY等を押して画面一番下のラインを選択してファンクションキーを押して設定します。ボタンが少ないので仕方がありません。

第一中間周波数 69MHz  第2中間周波数 9MHz SSB受信感度 -19db

機器の下面 電源は13.8V20A必要 電圧は+-15%なので11.73V〜15.87V

上写真 の右上のシールドケースの中にCR-282(高安定基準発信水晶ユニット)が入っています。

UT-106(受信DSPユニット)ソフトによるデジタル処理でANF(オートノッチフィルター)ビート音を自動で削除とNR(ノイズリダクション)を行ないます。

機器の上面  オプションのクリスタルフィルターはCWナローフィルターとSSBナローが追加で付いています。

CWナローで聞くとノイズが減ってCWが浮き上がってきます。バンドが広くなった感じがします。

UT-102(音声合成ユニット)モードを切り替えるとしゃべります。ボタンを押すと周波数を読み上げます。

フルオプションが付いています。

パワー部分 

HF+50MHzが1回路、144+430MHzが1回路でALL/BANDを構成しています。結果としてアンテナコネクターは2個になります。

素子も良くなっていますが、広帯域 素晴らしい!!技術に惚れ惚れします。

出力改造方法

HF: 150W位まで出ます。
6m: 120W位まで出ます。
VHF: 70W位まで出ます。
UHF: 40W位まで出ます。

出力改造資料

パソコンにCI-Vインターフェースで繋いでみました。3.5mmのミニプラグです。2線で双方向通信をやっています。TTLレベルの232Cです。秋月のUSB to 232Cを使って自作の回路をバラックで組みました。コネクターケースの中に収まります。

SOFTは ham radio deluxe です。最新式のリグに比べると操作できる項目が少ないです。この画面はリグにより大幅に変わります。取説を見てもコマンドが少ないので仕方がありません。

メモリーCHボタンが欲しいですね。メモリー周波数をVFOに転送して周波数を読み込むことを繰り返せばソフトで表示可能です。100個のメモリーボタンを周波数表示と共に作ってもらいたいです。

オーデオ出力です。free soft WaveSpectra による解析です。

広域は7KHzでカットされています。

 

使ってみて受信のみでも筐体が非常に熱くなります。

内蔵FANは温度が上がった場合と送信時のみ動くようになっていますが、熱くてびっくりです。受信していてもこの夏の猛暑でたまに回ります。高温では周波数のドリフト、部品の劣化など良いことはありません。

常に低速回転でFANを回すよう改造しました。 抵抗は200Ωです。100Ωでも良いと思います。送信時は最速で回ります。

マイクコネクターはパソコンのLANで使用するものと同じです。LANケーブルがそのまま使えます。