2010/7/1  ホーム

YAESU  FT3900 430MHz UHF FM 10W トランシーバー

取扱説明書(FT3800Hの物ですが、ほぼ同じ)   1988年頃 

ゲストブックで教えていただいたのですが、海外サイトに無線機の説明書等多量にあります。http://www.mods.dk/

登録必要ですが、無料で1日1回に制限があるようです。

(追加) 取説と回路図発見しました。

この無線機はAQS(AmateurQuinmaticSystem)を搭載していますが、相手局も同じ機能を有していないと意味がありません。モデムを内蔵し自動的に

1サブチャンネルへの自動移行。2コールサインスケルチ。3コードスケルチ。4データーメッセージ。5コードメモリー

等の機能があります。使いませんので無視することとします。

表示部はLCDではなく自照式の物です。使用時間が長いのか、だいぶ暗くなっています。外観は綺麗

上面です。チップ部品は無いようです。PLLとパワーモジュールがしっかりシールドされています。販売台数が少ないのかWEBでの使用事例があまり有りません。

リード線の長い電解コンデンサーがあちこちにあります。スペースの関係でふつうに取り付けできなかったのでしょうか?デップSWは何を設定するものか不明

(判明)DIPSWがあり何の設定か分からなかったのですが、回路図を見るとオプションのトーンユニットを付けた場合のトーン設定でした。

下面です。アルミダイキャストのしっかりしたケースです。放熱のための風の通り道スペースのみです。ハイパワーにしても十分放熱できます。左上の大きな穴はファン取り付けスペースです。ハイパワーモデルはファン付かな

電池が完全に終わっていました。CR2032です。場所はフロントパネルの裏に有ります。手持ちの2016を代わりに付けました。ダイソーで2個100円、

半田乗らないので絶縁も兼ねてセロテープでリード線を止めて使いました。近くのICに両面テープで仮止めしました。

マイクに特殊の機能のSWを付けておりマイク内にICを使った回路を組んであり、専用マイクでないと使えません。仕方が無いので自作することとしました。 マイク内の回路です。ICは4001です。

送信するだけであれば5,6番ピンからダイオードを使ってグランドに落とすだけです。マイクはコンデンサーマイクです。

JWWでパターン設計。まず完成図です

レイヤーごとに作図します。部品配置など分かりやすくするために参考レイヤーです。切削には使いません

穴あけレイヤーです。部品のリード線を通すためのドリル穴あけ位置を指定します。

切削レイヤーです。基板銅箔面を切り取ります。他に基準点を示すレイヤーが必要です。

次にNCVCを使ってGコードに変換します。

Gコードを使ってCNCフライスで基板加工します。これで切削プリント基板完成。

こんな感じになりました。周りの不要部分は切り落として完成、なんか一部穴の位置が一部ずれています。途中で手で押した為です。

小型懐中電灯のケースに組みました。

スケルチ受信感度  -21db(実測) 送信出力は1W位違っても影響ないですが、受信感度は重要

何かあまり使わないジャンク無線機のコレクタになってしまいました。