2010/6/18 HOME
C412(日本マランツ)UHF430MHzFMトランシーバー
こんな機械(アマチュア無線機)です。1988年発売33800円でした。22年経っています。
オプションのCKP412(キーボード)が付いています。CTN412(トーンスケルチユニット)CTD412(タッチトーンユニット)フル装備です。
取扱説明書、回路図は付属していました。
最大 1.4A 電流が流れます。最小 18mA 高さ 110 幅 53o 厚さは約 20o
中間周波数 21.8MHz 455KHz 受信感度 -10db(12dbSINAD) -16db(JAIA)
スケルチ感度 -12db
最近の無線機ではスケルト感度 -22db 位です。10dbの違いが有ります。
10db はパワーで 10倍 物凄い感度差です。
症状は音が全く出ない。外部スピーカーでもダメ、動作不安定。メモリーできない。
回路図と取説があると修理のしやすい事!!ルンルン気分です。
修理しました。レストア
裏のネジ4本を外すと2つに分割できます。フィルム基板を壊さないように気をつけてください。
上の写真では分かりにくいですが、全部の電解コンデンサーの足の周りに汚れが有ります。(不良)
この写真の方が分かりやすいかな?電解液があちこちに飛び散って腐食が始まっています。
アルコールを吹きかけて綿棒でこすりました。
このような状態では最終的には全部の電解コンデンサーの交換が必要です。
回路図を見るとほとんどの電解は電源回路に入っていますので少々の不良では症状がはっきり現れませんが、交換した方が良いです。特定の電解の交換は難しいです。全部取り外し順序良くコテ先が入るよう考えながら付ける順番を考えます。
ボリュウムの横の6.3V100μFの上の電解がオーデオ出力用の電解コンデンサーです。
最低これの交換が必要ですが、半田ごてが入りません。
トリマーの横に板金のコイルが5個見えます。写真一番下の紫のチップが送受切り替えのダイオードです。
仕方が無いのでニッパーで強引にケースを取り去り、残った足などのパーツを取り外しました。
交換したところバッチリ音が出るようになりました。耐圧は電源電圧の1/2容量は10〜100μF位でOKです。
メモリーが消えてしまう不具合はこの電池が終わっています。完全に電圧0Vでした。
SONYのCR1220です。直径12mm厚さ2mmです。
同じくらいの大きさの3V電池であれば使えます。ダイソーが電池安いのですが、同じ品番有りません。
CR2016(直径20mm厚さ1.6mm)を2個105円で購入してきましたが、大きすぎて入りませんでした。
電流は流れません。ハンダ付けができませんのでリードをテープで貼りつけて使用可能です。
電源の+はこの黒い穴の所に5.5〜16Vを供給します。
16Vを掛けて5W出力で使用するとすぐ熱くなります。
とりあえず動くようになりました。
念のためFキーを押しながら電源供給、オールリセットしました。
周波数拡張して有りどんどん変わります。350MHz〜470MHzまでのようです。