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2011/6/8

5D2V同軸ケーブルの減衰を測ってみました。両端Mコネクター 測定のための変換コネクターを更に両端に入れてあります。

500MHzでの値ですので435MHzでは10%位は良くなります。

430MHzでの減衰はメーカー規格で1.85dbです  500MHzでは2.1db位

約20m 比較的新しい(でも古い) 外装つや、弾力あり 

-6dbとは40W出力でもアンテナからは10Wしか出ません(受信も推して知るべし)

30Wは同軸ケーブルを温めることになってしまいます。

約15m 1本目 古い

新品の同軸ケーブルではどの様な測定結果が出るのか不明

約15m 2本目 非常に古い 外装に割れあり雨水浸入 サビ

変換コネクターなどのロス要素を加味しても同軸で3db以上は悪くなっています。

3dbはパワーで2倍、アンテナをスタックしたUP分が全部同軸で減衰

もっともメーカー発表でも新品5D2V同軸で理想状態1.85db*20m=3.7dbはロスってしまいます。

アンテナ根元にプリアンプとPWアンプを上げたくなりますね!!


画面の見方 

横軸は周波数です。左端がDC 右端が1000MHz 1メモリ100MHzです。

縦軸はロスです。 1メモリ10dbです。 周波数が高くなるに従ってロスが増えています。

右のウィインドはカーソル位置のDATAです。

現在カーソルが画面中央にあるので周波数500MHzロスが上記画面では-4.55dbと測定されています。

カーソル(画面中央一番上の三角)はつまみで自由に位置を変更できます。

測定器の特性(誤差)をキャンセルしてありますので Normalized の表示が出ています。

コネクター1個 0.2db 位のロスだとすると *4個 = 0.8db は差し引いて見てください。


追加 30年前の古い 5D2V  23m 2箇所繋いであります。 外皮つやなし 

430MHzで測定してみました。 -7.65dB こんな同軸ケーブルは使えないです

430MHzで使用するには最短距離で同軸を切って使うのが鉄則です。

ご覧のように50Mhz以下で使用は可能です

430MhzはUHF 配慮が必要


8DFB 35m位 重量6kg 

このケーブルは、内部導体を、発砲ポリエチレンで絶縁し、外部導体 として、両面アルミニウムはく張付けプラスチックテープおよび すずめっき軟銅線編組を使用し、その上にビニルで保護被覆した 同軸ケーブルです。

絶縁体に発砲ポリエチレンを使用しているため低損失で、 両面アルミニウムはく張付けプラスチックテープを 用いてるので、耐候性、安定性、遮蔽性にすぐれています。

両端にMコネクターを付けて測定

記号\項目 内部導体 絶縁体
外径
mm
シース厚さ
mm
ケーブル外径
mm
絶縁抵抗
MΩ・Km
耐電圧
ACV/1分間
特性インピーダンス
Ω(10MHz)
概算質量
kg/km
標準条長
m
素線数/素線数
本/mm
外径
5D-FB 1/1.8 1.8 5.0 0.85 7.6 1000以上 1,000 50±2 76 100
8D-FB 1/2.8 2.8 7.8 1.1 11.0 1000以上 1,000 50±2 165 100
10D-FB 1/3.5 3.5 10.0 1.0 13.0 1000以上 1,000 50±2 225 100
 5C-FB 1/1.05 1.05 5.0 0.95 7.7 1000以上 1,000 75±3 65 100
 7C-FB 1/1.5 1.5 7.3 1.0 10.2 1000以上 1,000 75±3 120 100
10C-FB 1/2.0 2.0 10.0 1.0 13.0 1000以上 1,000 75±3 180 100
 3C-FV 1/0.65 0.65 3.1 0.85 5.4 1000以上 1,000 75±3 38 100
 5C-FV 1/1.05 1.05 4.9 1.0 7.4 1000以上 1,000 75±3 75 100

 

規格では 35m で 3.5dB コネクターの損失もありますから良しとします。

これでもアンテナ出力は半分以下です。受信も3.8dBの損失ではゲインの有るアンテナの効果半減です。