5D2V同軸ケーブルの減衰を測ってみました。両端Mコネクター 測定のための変換コネクターを更に両端に入れてあります。
500MHzでの値ですので435MHzでは10%位は良くなります。
430MHzでの減衰はメーカー規格で1.85dbです 500MHzでは2.1db位
約20m 比較的新しい(でも古い) 外装つや、弾力あり
-6dbとは40W出力でもアンテナからは10Wしか出ません(受信も推して知るべし)
30Wは同軸ケーブルを温めることになってしまいます。
約15m 1本目 古い
新品の同軸ケーブルではどの様な測定結果が出るのか不明
約15m 2本目 非常に古い 外装に割れあり雨水浸入 サビ
変換コネクターなどのロス要素を加味しても同軸で3db以上は悪くなっています。
3dbはパワーで2倍、アンテナをスタックしたUP分が全部同軸で減衰
もっともメーカー発表でも新品5D2V同軸で理想状態1.85db*20m=3.7dbはロスってしまいます。
アンテナ根元にプリアンプとPWアンプを上げたくなりますね!!
画面の見方
横軸は周波数です。左端がDC 右端が1000MHz 1メモリ100MHzです。
縦軸はロスです。 1メモリ10dbです。 周波数が高くなるに従ってロスが増えています。
右のウィインドはカーソル位置のDATAです。
現在カーソルが画面中央にあるので周波数500MHzロスが上記画面では-4.55dbと測定されています。
カーソル(画面中央一番上の三角)はつまみで自由に位置を変更できます。
測定器の特性(誤差)をキャンセルしてありますので Normalized の表示が出ています。
コネクター1個 0.2db 位のロスだとすると *4個 = 0.8db は差し引いて見てください。
追加 30年前の古い 5D2V 23m 2箇所繋いであります。 外皮つやなし
430MHzで測定してみました。 -7.65dB こんな同軸ケーブルは使えないです
430MHzで使用するには最短距離で同軸を切って使うのが鉄則です。
ご覧のように50Mhz以下で使用は可能です
430MhzはUHF 配慮が必要
8DFB 35m位 重量6kg
このケーブルは、内部導体を、発砲ポリエチレンで絶縁し、外部導体 として、両面アルミニウムはく張付けプラスチックテープおよび すずめっき軟銅線編組を使用し、その上にビニルで保護被覆した 同軸ケーブルです。
絶縁体に発砲ポリエチレンを使用しているため低損失で、 両面アルミニウムはく張付けプラスチックテープを 用いてるので、耐候性、安定性、遮蔽性にすぐれています。
両端にMコネクターを付けて測定
記号\項目 | 内部導体 | 絶縁体 外径 mm |
シース厚さ mm |
ケーブル外径 mm |
絶縁抵抗 MΩ・Km |
耐電圧 ACV/1分間 |
特性インピーダンス Ω(10MHz) |
概算質量 kg/km |
標準条長 m |
|
素線数/素線数 本/mm |
外径 | |||||||||
★5D-FB | 1/1.8 | 1.8 | 5.0 | 0.85 | 7.6 | 1000以上 | 1,000 | 50±2 | 76 | 100 |
★8D-FB | 1/2.8 | 2.8 | 7.8 | 1.1 | 11.0 | 1000以上 | 1,000 | 50±2 | 165 | 100 |
★10D-FB | 1/3.5 | 3.5 | 10.0 | 1.0 | 13.0 | 1000以上 | 1,000 | 50±2 | 225 | 100 |
5C-FB | 1/1.05 | 1.05 | 5.0 | 0.95 | 7.7 | 1000以上 | 1,000 | 75±3 | 65 | 100 |
7C-FB | 1/1.5 | 1.5 | 7.3 | 1.0 | 10.2 | 1000以上 | 1,000 | 75±3 | 120 | 100 |
★10C-FB | 1/2.0 | 2.0 | 10.0 | 1.0 | 13.0 | 1000以上 | 1,000 | 75±3 | 180 | 100 |
3C-FV | 1/0.65 | 0.65 | 3.1 | 0.85 | 5.4 | 1000以上 | 1,000 | 75±3 | 38 | 100 |
5C-FV | 1/1.05 | 1.05 | 4.9 | 1.0 | 7.4 | 1000以上 | 1,000 | 75±3 | 75 | 100 |
規格では 35m で 3.5dB コネクターの損失もありますから良しとします。
これでもアンテナ出力は半分以下です。受信も3.8dBの損失ではゲインの有るアンテナの効果半減です。