2018/5/15   HOME


CIRFOLK/DR-410HX(アルインコ)UHF430MHzFMトランシーバー

ハイパワー 大型放熱器です。

電解コンデンサー交換 周波数調整 パネル照明LED化 

電解コンデンサーから大量のお漏らしがあると段間のコイルがダメになります。このコイルを取外し清掃は大変です。

アルコールできれいに掃除すれば感度は戻ります。

中には入っているクリスタルコンバーターは不要のため取り外しました。 昔の自動車電話を聞くための機能です。現在はアナログ通信はない為何も聞こえません。

VCOが不安定な場合はVCOを取外しトリマーの交換が必要です。これが大変一度に10P位の足を取り外す必要があります。

きれいに取り外すにはノウハウがあります。

メーカーの半田は鉛フリーの扱いにくい半田です。鉛入りの半田を追加して低温で溶けるようにする必要があります。

 

ピンクの線が切れています。こんなに分かりやすい故障は楽です。

これも酷い事になっています。

電源が入らない、切れないの不具合は上部のTR(Q4)を交換すれば治ります。このTRの故障は非常に多いです。

液が何処かから回り込んで彼方此方に茶色の付着物が付いています。アルコールで清掃必要

電解コンデンサーを取り外しました。すごいことになっています。

右の変色したコイル2個もダメです。

電解コンデンサーから液が漏れています。隣の2個並んだコイルも黒く変色しています。これも清掃が必要です。トリマーにも付着しています。

コネクターの中まで茶色の電解液が回っています。腐食性がありパターンを切断します。

この頃の無線機はまだ修理可能です。最近の無線機はブラックボックスでまったく修理できません。

資源のリサイクルのため無線機は修理して使いましょう!!性能的には受信感度も送信も、現在も古い機械もほとんど同じです。


2014/11/01

CIRFOLK/DR-410HX(アルインコ)UHF430MHzFMトランシーバー

液晶LCDランプ断/見えない/何か動作が変/周波数ダイヤルのステップが異常 /35W出力   520

前オーナーが修理挑戦したらしく半田修理跡があります。修理しました。レストア

動作不安定はCPUの動作不良が多いです。まずはCR2032電池の電圧測定です。3Vあります。まだOKです。

次にハードウエアCPUリセット マイクコネクターのすぐ脇に専用のSWがあります。フロントパネルをはずさないと押せません。

フロントパネルはダイヤルのつまみを手前に引っ張って抜く。次に止めてある大口径のねじをはずす。

次にマイクコネクターを止めてある大きなねじをはずします。専用工具もありますが、私は千枚通しで叩いて回し後はピンセットで回しています。

後は4箇所の爪を外すと前でに引き抜けます。

リセットしたところ動作は正常になりました。

周波数つまみは動作がだめです。部品も無いのでばらして掃除しました。動作OK

出力を測定、電波は出ているようですが、パワーが全く有りません。

電流は流れています。

同軸コネクターの中で芯線が断線していました。出力が出るようになりました。

前オーナーが修理したらしくPWモジュールに修理箇所があります。

電解コンデンサーは上から見た限りではふくらみも有りません。臭いもそれほどでも有りません。

しかし基板全体が濡れっぽいのです。外してみました。

オーデオ回路回りの電解コンデンサー交換しました。大容量の物は全てダメです。基板は真っ黒です。

CR2032 の電池が付いている クリコン基盤の下にある 16V1000μF も液漏れです。

電源回路の 7808 8V 定電圧ICの入力側、出力側の電解コンデンサー 2個 もダメです。

アルコールを全面に吹きかけて掃除しました。

此処の電解コンデンサーもだめです。更に受信電圧、送信電圧回路に入っている 16V220μF 2個 もダメでした。

これで修理完了と思ったら受信感度が30db位悪いことを発見!!これでは使えません。全回路調整してみましたが、改善しません。

不良箇所 発見 写真では分かり難いですが、受信リレーに来ている同軸の芯線が切れています。

ところで回路図ではR109 2.2KΩがある事(3番回路)になっていますが、実際の基盤にはありません(パターンはある)。このRはコンデンサーマイクに電圧を掛けるためのものです。電圧があったほうが使いやすいのでチップ抵抗を付けました。これによりマイクには電圧を掛ける必要が無くなります。

上部写真中央のR106のすぐ横のR107表記の所に付けます。

この写真は取り付けミスです。誤って隣のパターンに着けてしまいました。中央の空きパターンに取付けが正解です。

マイクコネクターにSP出力を追加しました。マイク&スピーカーを使用すると了解度が上がります。

麦球ランプ ほとんど駄目 交換しました。

送信の変調が深すぎます。17KHz位になっていました。7KHzに調整。マイクゲインも絞りました。

周波数調整 3Khzずれていました。 出力もHiは「ばっちり」。LOWは一番絞って1.7Wでした。

調整できるところはすべて調整

修理完了

スケルチオープン感度 -23db 素晴らしい! 


2015/11/18

もうこのシリーズは10台以上修理しました。

今回は重症でした。

1電源切れず入りっぱなし

SWのそばにあるQ4NPNのパワートランジスター交換

2受信できず

PLLがロックしていませんその為受信回路の電圧が出ていませんでした。

何か変?PLLのM54959の動作が変です。 

結果CPUからのs.data線がどこかで断線 ジャンパーを当てたところロックしました。

3ランプ全部切れ

LEDに交換しました。

4電池終わり

電池交換

5マイクコネクターの6番NCにつきSPを配線(マイク&スピーカー用)

6電解コンデンサー交換

7CPUの動作何か変?

パネルの基板についている電解コンデンサー2個交換 安定しました。